結論|食べられないものを除くだけでなく、「一緒に食べられるものを増やす」という考え方も大切です

こども園・幼稚園・保育園の給食で、食物アレルギーへの対応は非常に重要です。

一般的には、原因となる食材を「除去する」「代替する」という考え方が中心になります。

もちろん、安全を守ることが何よりも優先です。

そのうえでセントラルフーズグループの自然派給食では、もう一つ大切にしたいことがあります。

「食べられないものを取り除く」だけではなく、「できるだけ一緒に食べられるものをつくれないか」と考えることです。

卵を使わない「自然派バーグ」をつくった理由

自然派給食には、CFGオリジナルの「自然派バーグ」があります。

国産原料を使用し、卵を使わずにつくっているハンバーグです。

ハンバーグは、子どもたちにも親しみやすい給食メニューの一つです。

しかし一般的なハンバーグでは、つなぎなどに卵を使用することがあります。

そこで、

「卵を使わずに、子どもたちがおいしく食べられるハンバーグをつくれないか」

と考えました。

既製品の中から探すだけではなく、必要なら自分たちが求めるものをつくる。

自然派バーグは、そんな給食現場の考え方から生まれたオリジナル商品です。

アレルギー対応食だけが「違う料理」になることもある

給食の現場では、安全のためにアレルギー対応食を別につくる必要があります。

これは当然のことです。

一方で、使用する食材そのものを工夫することで、最初から多くの子どもたちが同じメニューを食べられる場合もあります。

自然派バーグの場合、最初から卵を使用しない商品にすることで、卵を使ったハンバーグを提供してから一部の子どもだけ別のものに置き換える、という場面を減らすことにつながります。

もちろん、食物アレルギーは卵だけではありません。

一人ひとり原因となる食品も程度も異なるため、個別の確認と安全管理が必要です。

だからこそ、「アレルギー対応商品だから全員が食べられる」と一括りにはしない。

ここは給食会社として、とても大切な部分です。

商品開発も、給食会社の仕事になり得る

給食会社というと、献立をつくり、食材を仕入れ、調理する会社というイメージがあるかもしれません。

しかし毎日給食をつくっていると、既製品を選ぶだけでは解決できない課題が出てきます。

そんなとき、

「仕方がない」で終わるのか。

「だったら、もっと給食に合ったものをつくれないか」と考えるのか。

私たちは後者でありたいと思っています。

自然派バーグだけでなく、連島れんこんコロッケ、井原明治ごぼうメンチカツ、味噌漬け魚など、自然派給食には現場の考え方を形にしたオリジナル商品があります。

商品をつくること自体が目的ではありません。

目の前の給食をもっと良くするために必要だから、商品そのものから考えることがある。

そこが出発点です。

アレルギー対応は、安全と「食べる楽しさ」の両方を考える

食物アレルギーへの対応で、安全より優先されるものはありません。

確認、区別、調理、提供まで、事故を起こさない仕組みが大前提です。

そのうえで私たちは、

「この子には何を出せないか」だけではなく、「どうすれば一緒に食べられるものを増やせるか」

という視点も持ち続けたいと考えています。

卵を使わない自然派バーグは、その一つの形です。

こども園・幼稚園・保育園の給食だからこそ、安全を守りながら、できるだけ多くの子どもたちが同じ食卓を楽しめる方法を考えていく。

それも、セントラルフーズグループの自然派給食が大切にしている給食づくりです。